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084話 『楓(kaede)』
君のうちに行くと、君は黙って横たわっていた。
まるで眠っているようだった。
でも、もう君からのメールは僕の所へ届くことはない・・・
君はもう起きて笑うことはない。
君はもう起きて怒ることはない。
君はもう起きて悩むことも、騒ぐことも、悲しむこともない。
どうしてだろう・・・
それでも君がまだ近くにいるような気がするのは・・・
どうしてだろう・・・・・
君の笑い声が聞こえてきそうな気がするのは・・・
きっとみんなを見守っているんだろうね。
君は向こうの世界に逝き、そして、そこの窓からみんなを見ている。
きっとどこかでこれも読んでいるんだろうね・・・
その窓からは何が見える?
みんなの姿が見えるかい?
君の分まで笑い、君の分まで怒り、悩み、騒ぎ、悲しみ・・・
そして、君の分まで生きているみんなの姿が見えるかい?
僕らもそのうち逝くだろう・・・
何年後か、何十年後か、それはわからないが、君の所へ逝く日がくるだろう・・・
その時は、またみんなで一緒に飯でも食おうな。
君は永遠に僕らの心の中に生き続けるだろう・・・
1999/10/26
by keisuke
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