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111話 『肝心な事』
人間はすごい・・・
他の動物たちにはない知能を持っている。
人間はこの地球上をその知能で支配している。
ネジ一本にしたって、全て人間が考え、人間が作る。
機械化され、全てコンピューターがやっているようにみえるが、その機械も人間が作っている。
人間はすごい・・・
モノを作っただけでは満足はしない。
例えば自動車。
ただ動くだけではダメなのだ・・・
もっと速く、もっと安全に、もっとかっこよく・・・もっと・・・もっと・・・
人間は欲の塊だ。
欲が無くなったら死んでしまう生き物なのだ。
その欲のおかげで人間はこの地球上の支配者となった・・・
しかし、人間は一番肝心な事を何もわかっていない・・・
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112話 『復讐』
みんなが泣いてる・・・
誰かの葬式みたいだ。誰の葬式なんだろう?
いったい俺は何処からこの光景を見ているんだろう?
みんなが下にいる・・・あっ、俺・・・そういえば・・・
彼女のうちに行く途中、車にぶつかったんだっけ・・・えっ?俺って・・・死んだのか!?
死んだのか・・・・・
みんなは俺の為に泣いてるんだ・・・ごめんな・・・みんな・・・
由香・・・ごめんな・・・行けなかったよ・・・
えっ!?泣いてない?由香が泣いてない?
どうしてだ?なんで泣いてくれないんだ?
そっ・・・そっか、きっと泣きまくって、もう涙なんか出ないんだな。
えっ?笑ってる?由香が笑ってる?
んっ?隣りにいる男は誰なんだ?いったい誰なんだ?
くっそーーーーーーー!由香のやつ、浮気してやがったな!!
俺が死んで、喜んでるんだな!こうなったら、成仏なんかするもんか!
由香とその男に復讐してやる!
葬式が終わり、由香は自分のうちに帰っていった・・・もちろんその得体の知れない男と・・・
俺は二人の近くに行き、話を聞いた・・・やっぱり俺の姿は見えないようだ。
由香『ねぇ篤司、これでやっと自由に逢えるね』
篤司『あぁ、そうだな。でも呪われたらヤダからあんまり言うなよ』
由香『大丈夫よ。そんなことあるわけないじゃん。ふふ』
くっっっっっそーーーーーーーーーーーーーー!!!!!
呪ってやる!呪ってやる!呪ってやる!呪ってやる!呪ってやる!
祝ってやる!んっ?違う!呪ってやるぅぅぅぅぅぅぅ!
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俺はどうやって復讐するか考えた・・・二人は全く霊感ゼロの脳天気らしく、俺に気づく様子は無い。
化けて出るにも出れねーじゃん!ちょっと殴ってみた・・・
スカッ!・・・・・当たんねーーーーーーーーーーーーーー!!
どうしよう?そういえば、昔{ゴースト}って映画があったなぁ・・・
あれは練習すると物に触れられるんだよな。よし!練習だ!!
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俺は毎日毎日、練習した。
来る日も来る日も・・・
そして月日は流れ、あれから10年が経っていた。とうとう、人間界のあらゆる物を触れるようになった。
これでやっと二人に復讐できる!俺は10年間二人の前には現れなかった。
二人を見てしまうと、何も出来ない自分に苛立つからだ!
さすがに10年も経つと二人を捜すのに苦労したが、やっと見つけだした!
なんと、二人は結婚してガキまでいやがった!!!
俺は二人に近づいた・・・
二人の上にはベランダがあり、そこには重そうな植木鉢が置いてある。
俺は植木鉢に手をかけ、由香の頭に落とそうとしたその時!
子供『パパー、ママー、見て見てーこんなにいっぱいアリさんがいるよー』
ちっ!クソガキが!このガキも生かしちゃおかねーぜ!と、俺は再び植木鉢に手をかけた。
由香『あっホントだねぇ、アリさんいっぱいいるねぇ、けーすけ』
俺は一瞬ドキッとした・・・
俺は復讐をやめた・・・
10年間必死で練習してきたことが無駄になろうと、俺はやめた。
俺はやっと成仏し、二度と人間界に舞い戻ることは無い。
なぜなら、由香が子供につけた名前は・・・
俺の名前だからだ・・・
---------- 数日後 ----------
由香『先生、もう大丈夫でしょうか?』
霊媒師『はい。もう大丈夫です。どうやら成仏したようです。
二度とこちらの世界に来ることは無いでしょう』
篤司『ふぅ、助かった・・・先生、ありがとうございました』
由香『でも、あのお葬式の時、霊媒師の先生にお会いにならなかったら、私たちはきっと、けーすけに殺されていたわ。あの時、先生の忠告のおかげで念のため、子供にけーすけと名付けておいて良かったわ』
篤司『あぁ、ホントにそうだなぁ・・・でも、あいつ、10年間もいったい何をやってたんだ?』
由香『知らない。道にでも迷ってたんじゃないの?ふふ』
篤司『そうかもな。あいつ方向音痴だったんだろ?』
由香『うん』
二人『・・・ぷっ!はっはははははっはっははははっははっはっ』
春の穏やかな昼下がり、桜が舞い落ちる庭には、二人の笑い声がいつまでも聞こえていた・・・
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113話 『恐怖の授業参観』
『はい。じゃあ次は坂本、大きい声で読んでみよう!』
と担任の神林先生は私の息子を指名した。
そう・・・今日は私の息子の授業参観日。私は旦那と二人揃って息子を見に来ていた。
今日は{お父さん、お母さん}という題で、作文を読むらしい。
息子はここ数日、私たちをよく観察していたみたいだが、作文は見せてはくれなかった。
その作文を読む順番がまわってきたのだ。私たちはワクワクしながら、息子の第一声を待った。
そう・・・それが人生最悪の悪魔の作文だと知らずに・・・
『僕のパパとママはとても仲がいいです。』
から始まり、ごく普通の子供らしい作文だった・・・途中までは・・・
作文が中盤にさしかかると、息子はとんでもないことを言い出した。
『〜でも、パパとママは仲がよすぎると思います。それはいつもベッドの上でプロレスごっこをしているからです。そして、それはいつも僕が眠ったあとにやっています。僕が夜中にトイレに行くと、必ずママが「あ〜あ〜」と苦しそうな声を出して、パパがママの上で技をかけています。ママは女の人なんだから、もっと手加減してあげればいいのに・・・といつも思います。でも、いくら暑いからってスッポンポンでやることないのに・・・』
なっなんて事を!
私と旦那は顔が真っ赤になり、生きた心地がしなかった。周囲の親たちはクスクスと笑いをこらえるのに必死のようだった。
しかし、そんな親たちも笑うに笑えない状況がこのあとやって来るとは、その時私たちは思いもしなかった・・・
『この前なんか、ママはプロレスごっこをして、おなかがすいたらしく、パパのオチンチンを食べちゃいました。だから今、パパにはオチンチンがついていません。なんだか悲しいです。あっ、それとママはとてもプロレスが好きで、プロレスごっこをするのはパパとだけではありません。この前、うちに電器屋さんが来たとき、電器屋さんともプロレスごっこをしていました。ガス屋さんとも、水道屋さんともしていました。でも、なぜかママはテレビでプロレスをやっていても、見ようとしません。不思議です。』
息子の作文が終わると同時に、私の人生も終わった。旦那は私を睨みつけ、そのまま出ていった。
周囲の親たちは、今度はクスとも笑わなかった。はは。私はもう終わりだ・・・。
辺りが静まりかえった時、私のかわいい息子・・・いや、悪魔の子供は、私のほうを振り返り、一言こう言った。
『ママ、そういえばこの前、先生が家庭訪問に来た時、先生ともプロレスごっこしてたね。
ホントに好きなんだね。プロレスごっこ・・・』
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114話 『シニタガリヤへ・・・』
世の中には死にたい奴がいっぱいいる。いじめ、リストラ、借金苦、ノイローゼ・・・etc.
理由は様々だろう・・・でも、俺は生きてーなぁ。どのくらい生きてーか・・・
例えば、この日本に米国がスーパー原子爆弾を落として、日本中の人々が死に絶えたとしても、俺はゴキブリ食ってでも生きてーし、米国人の靴舐めてでも生きてー。俺は一人になっても生きてー。
俺は今まで死にてーくらいの思いを、何度も経験してきてる。
その理由は個人差があるから一概には言えねーけど・・・
異性にふられただけで、自殺する奴もいるし、家族全員殺されて、レイプされたあげく、シャブ漬けにされても生きてる奴もいる。
異性にふられただけ、という言い方は俺にとっては『だけ』という重さしか感じないと言うこと。
そいつにとっては死にたいくらいのことなのかもしれねーけど・・・
最後にたどり着くのは、生きてればいつかいいことがあるってこと。それは生きてなきゃわかんねーよ。
100歳越えて、死ぬ間際にいいことあるかもしれねーよ。それだけでも生きてる価値はあるよ。
死にてー奴よ、よく聞け。
『生きてりゃいいことあるかもよ』
だ!バカヤロー!生きろよ・・・長くよ・・・
イキタガリヤより・・・愛を込めて
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115話 『運』
ジャンボ宝くじ、ナンバーズ、ミニロト、ロト6・・・
はぁ〜・・・・・・・・・・・・・・
ウンが欲しい・・・
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