222ch HOME! 222ちゃんねる!ON THE AIR!
現在地:【HOME】【思想解剖 Top】【思想解剖 211話〜240話】
▼思想解剖【211話〜240話】
211 『絶対取るな!』 212 『人生賭博』
213 『落ちた男』 214 『靴下(くつした)』
215 『棒人間コンテスト〜大事なことを忘れるな〜』 216 『赤ずきん』
217 『売り物じゃない!』 218 『海外旅行』
219 『ストーカー』 220 『キミは太陽』
221 『コピー』 222 『成功報酬』
223 『努力の動力』 224 『人生最大の究極の男の選択』
225 『昔の彼女』 226 『ヤリたい盛り』
227 『アルツハイマー』 228 『この日本に愛の手を…』
229 『何も知らない人は笑えるピエロ』 230 『彼女の秘密と僕の甘い蜜』
231 『ガキ共よ!親を殺すな!』 232 『ボクガアイシタハグルマ』
233 『待つ手紙』 234 『嫌な世の中でございます』
235 『雪だるまの冒険』 236 『成長と老化』
237 『銭と健康』 238 『愛という名の麻酔』
239 『親殺しのパラドックス』 240 『最新!最強!癌治療!』

211話 『絶対取るな!』

取ってみな、取ってみな。
コロスケから【ケ】を取ってみな。

取ってみな、取ってみな。
100万個から【100】を取ってみな。

取ってみな、取ってみな。
のどちんこから【のど】を取ってみな。

取ってみな、取ってみな。
ユニセックスから【ユニ】を取ってみな。

取ってみな、取ってみな。
精神から【ん】を取ってみな。

言ってみな、言ってみな。好きな彼女に言ってみな。
スキヤキから【ヤキ】を取ってみてって。

↑キモイよオマエ、キモイよオマエ。
そんなこと言う奴、キモイよー。

言ってみな、言ってみな。好きな彼氏に言ってみな。
「あっ、この前100均で浅い容器を買ったの。そしたらねぇ、えっ?何に使うって?それは・・・なんとなく可愛かったから・・・えへ。もうすぐ帰るね。」から【っ、この前100均で浅容器を買ったの。そたらねぇ、えっ?何に使うっ?それは・・・なんとなく可愛かったから・・・えへ。もうすぐ帰ね。】を取ってみてって。

↑メンドいよオマエ、ウザいよオマエ。
そんなクイズな彼女いらねぇよー。

▲このページのTopへ

212話 『人生賭博』

人は無意識のうちに選択している・・・
人生は常に選択だ。
生きるって事は常に選択だ。
すなわちギャンブルだ。

仕事をここで辞めるか、辞めないか。
(辞めない選択をしたら、会社が倒産してしまったとか)
この仕事を始めるか、他の仕事を探すか。
(他の仕事を探す選択をしたら、最初に思ったほうのがボーナスよかったとか)
今日はステーキか、餃子か。
(ステーキを選択したら、狂牛病にかかったとか)
風呂に入るか、シャワーだけにするか。
(風呂に入る選択をしたら、溺死したとか)
こっちの服にするか、あっちの服にするか。
(こっちの服を選択したら、モテまくったとか)
ブーツにするか、靴にするか。
(ブーツを選択したら、ブーツの溝に石が挟まって滑って頭打って死んだとか)
右足から歩くか、左足から歩くか。
(左足からを選択したら、犬のウンコ踏んだとか)
この娘に声をかけるか、あの娘にするか。
(この娘を選択したら、結婚することになって幸せに暮らしてたけど、実は保険金目当てで殺されたとか)

選択を誤ると大変なことになる。
一か八かの賭けだ。
『俺はギャンブルは一切しない!』
なんて言ってる奴!よく聞け!

あんたが生きてること自体がギャンブルなんだ・・・

▲このページのTopへ

213話 『落ちた男』

僕は落ちました。
僕の人生は落ちてばかりです。
決して上がることなどありえません。
でも僕が落ちることによって、まわりのみんなはとても悲しみ、心配になり、不安になります。
僕は落ちてはいけないんです。僕だって落ちないように努力しているつもりです。
みんな・・・心配かけてゴメンナサイ。
でも仕方ないんです・・・
僕のチカラではどうしようもないんです・・・
ずっと前にも僕はみんなに悲しい思いをさせてしまいました。
僕はもう落ちたくありません・・・
でも・・・くやしいけれど・・・
僕を落とそうとしているのは、あなたたちと同じ人間なんです・・・

どこかの国の偉い人が人差し指一本でみんなを悲しくさせるんです・・・

▲このページのTopへ

214話 『靴下(くつした)』

靴下ってなんで靴下って書くんだろう・・・
俺は靴中だと思う。

▲このページのTopへ

215話 『棒人間コンテスト〜大事なことを忘れるな〜』

僕は棒人間です。ヒョロヒョロしてます。
道を歩いていたら、電信柱にチラシが貼ってありました。

▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼
【棒人間コンテスト開催!】

参加資格:棒人間であること。
場所:東京都新宿区○△ビル[棒人間株式会社]5F会議室の椅子の上
参加費:3000万円
優勝賞金:50万円

※応募は下記の必要事項を記入し、E-Mailでお願い致します。
アドレスはbo-ningen16484546@bo-bo-bokki7875464584.co.jpです。
※こちらで審査後、参加費を指定口座に振り込んで頂きます。
※振込の確認ができ次第、コンテスト開催日時をお知らせ致します。
※全てご記入頂けない場合は、参加できません。

名前:
住所:
電話番号:
携帯電話番号:
生年月日:
年齢:
性別:
年収:
預金額:
職業:
メールアドレス:
ホームページアドレス(持っている場合のみ):
あなたの全身写真を添付:

▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽

僕は棒人間なので、参加しました。どんな写真を添付しようか迷いました。
とりあえず前に撮ってあったお気に入りの写真を添付しました。
その結果!なんと!見事、審査に受かったんです!
嬉しくて嬉しくて、参加費を指定された口座に振り込みました。

コンテストの結果はというと・・・
なんと!見事に優勝しました!
今まで何をやってもダメだった僕が、こんな素晴らしいコンテストで優勝できたのです!
もちろん優勝賞金の50万円はしっかり頂きました('-'*)
何買おうかなぁ('-'*)嬉しいなぁ('-'*)

みなさんも頑張ってくださいね('-'*)
それじゃ('-'*)

▲このページのTopへ

216話 『赤ずきん』

「ねぇ、あなたの腕はどうしてそんなに太いの?」
「それは赤ずきんちゃんを強く抱きしめて、逃げられないようにするためさ」

「ねぇ、あなたの目はどうしてそんなに大きいの?」
「それは赤ずきんちゃんを隅々までよーく見るためさ」

「ねぇ、あなたの口はどうしてそんなに大きいの?」
「それは赤ずきんちゃんみたいな軽い娘をうまい言葉で僕のウチまで連れてくるためさ」

「ねぇ、あなたの耳はどうしてそんなに大きいの?」
「それは赤ずきんちゃんの怖がって脅えた声を聞くためさ」

「ねぇ、あなたはなぜ裸なの?」
「それは赤ずきんちゃんを見てたら興奮してきたからさ」

「ねぇ、この部屋にはどうしてあなたみたいな男の人が4人もいるの?」
「それはみんな赤ずきんちゃんとヤリたいからさ」

「ねぇ、どうして私はこの男の人たちに押さえられて裸なの?」
「それは赤ずきんちゃんが騙されたからさ。」

「ねぇ、どうして私の前にビデオカメラがあるの?」
「それは赤ずきんちゃんに訴えられないようにするためさ。
僕が逮捕されたら、このビデオがネットで流れるようになっているんだ」

「ねぇ、どうしてこんなことするの?」
「それは赤ずきんちゃんが僕をいい人だと思ってホイホイついてきたからさ」

------------------------------------------------------------
この世の赤ずきんよ、聞け。
表にでないだけで、こんなことは日常茶飯事だ。
日本は『レイプ天国』と呼ばれている所だからな。
法律が激甘だから、鬼畜野郎は刑務所入ってもすぐ出てこられるんだ。
そしてまた同じことを繰り返すんだ。
アメリカだったら懲役300年の刑も、日本では20年くらいなんだ。
男は【いい人】の仮面をかぶった【オオカミ】だ。
日本では自分の身は自分で守らなきゃな。マジで。
子供には「知らない人について行っちゃダメ」と教えるだろ?

大人にも教えなきゃな・・・

▲このページのTopへ

217話 『売り物じゃない!』

私は占い師です。
最初は雑誌に載っている星座占いや血液型占いなどを見ていましたが、自分でも占ってみたくなって、占いの勉強を一所懸命して、タロットカード占いの道を見つけました。
そのタロットカード占いが友人達に『当たる』と評判になり、自分の店を出すことにしました。
店は大繁盛で次から次へとお客さんが押し寄せてくるようになりました。

ある日のこと・・・
いつものように占いにやってきた常連の男性のお客さんから、
「あの・・・僕、実は占って欲しくていつも来ているわけではないんです。一目見た時からあなたのことが好きになりました。僕と付き合ってくれませんか?」
と言われ、私は戸惑いを隠せませんでした。
なぜなら私も前からその男性が気になっていたからです。

私は迷いました・・・
実は私は密かにその男性と私の相性を占っていたのです。
結果は、付き合っても結婚しても絶対にうまく行かない最悪の相性でした。
自分の占いに信念をもっている私は、結局お断りしました。
(本当の理由は言いませんでしたが・・・)
するとその男性は、
「じゃあ、一晩だけどうですか?お金ならあなたの望むだけ払いますから。」

その言葉を聞いた瞬間、私の占いはやっぱりよく当たることに気づきました。
占い師になって本当によかったと思いました。
私はこう言って、断りました。

「売らないし(-_-≠)」

▲このページのTopへ

218話 『海外旅行』

僕は海外旅行に行きました。
行き先は中国です。
僕が旅行の予約をしてから、反日運動が高まり、テレビで連日[反日暴動]が報道されていました。
僕は日本人なので中国に行くのが心配でしたが、まさか自分は大丈夫だろうという気持ちから中国へ観光旅行に行くことをやめませんでした。
一週間の予定で中国への一人旅でした。

中国に着き、観光を楽しみました。
僕は中国語を前から勉強していたので、中国語は少しはわかりました。ですからあまり不便は感じませんでした。

観光をして3日目のことでした…
お腹が空いたので、料理店に入りました。
もちろん、せっかく中国に来たのですから日本料理店ではなく、現地の中華料理店へ入りました。
ご飯をつたない中国語で注文し、おいしく食べていた時、向かいの離れたテーブルで数人の男達がこっちをずっと見てなにやらコソコソ話しているのが見えました。
なんか気持ち悪いなぁ…と思い、僕は食べた後、そそくさと店を出ました。
そんなこともあり、気分が乗らなくなった僕は、その日の観光をやめ、ホテルに歩いて帰りました。
その途中、何者かに後ろから固いモノで殴られ、気絶しました。

目が覚めると僕はロープで椅子に縛られていました。
殴られた頭からの血でしょうか…僕のYシャツは赤く染まっていました。
僕の前には料理店で見た数人の男達が怖い形相で睨んでいました。
その中の一人が中国語で「お前、中国語は分かるか?」と聞いてきたので、「わかります」と答えました。
その男は「なぜ中国に来た?」と聞きました。
僕は「観光です」と答えました。
男は「俺たちは日本人が嫌いだ!俺の国にクソ日本人が立ってるだけで、胸くそが悪くなる!もうお前みたいな日本人が来ないように、見せしめで今からお前を殺す。」
僕は震えが止まりませんでした。
僕は今から殺されるのです。
なんとか許してくれるように頼みましたがムダでした…
数時間にわたって数人の男達に殴られ、蹴られ、棒きれで思い切り叩かれました。
僕の顔は人間の顔をしていなかったと思います。
男達はその行為をビデオに撮っていたようです。
僕が気を失うと水をかけられ、無理矢理に起こされました。

数時間後に男の一人がいきなり「解放してやる」と言いました。
僕は助かったぁ〜〜〜〜〜!と思い、嬉しくなりました。
そして、もう二度と中国へは、いや、海外へは行かないと誓いました。

解放された僕の両手の親指は男達にハサミで切断され、根本からありませんでしたが、命が助かっただけでよかったと思いました。

日本に帰国後、マスコミやネット上では僕をどん底まで突き落とすようなバッシングを浴びせました。
僕は友人に
「なんの罪もない俺がなんでこんな目に遭わなきゃ行けないんだ…」
と言うと、友人は
「中国がこんな状況だと知ってて、観光旅行なんかに行ったことが罪だよ」
と涙を流しながら言っていました…

僕は日本で中国人を見ても、復讐しようなどとは思いませんよ。
僕の両手の親指は帰ってきませんからね…

▲このページのTopへ

219話 『ストーカー』

俺はストーカーだ。
付き合っていた彼女にいきなり別れを告げられ、ストーカーになった。
別に、なりたくてストーカーになったわけじゃない。
自分でも気持ちが抑えられないんだ…

彼女の家はもちろん、職場までストーカーしている。
俺は彼女の全ての行動を知っている。
彼女は知らないが…
彼女の部屋には盗聴器と盗撮機をしかけ、逐一、彼女の行動を観察している。

今日は彼女のところに新しい男が来るらしい。
コードレス電話を盗聴したので間違いない。

夜、彼女の家の前に一台の車が停まった。
中からイケメンの男が降りてきて、彼女の部屋に入った。
俺は盗聴を始めた。
何分もしないうちに『コト』が始まった。

俺は彼女の部屋に向かい、付き合っていた時に彼女に内緒で作っておいた合い鍵で、そーっと、ドアを開けた。
足音を立てないようにベッドに忍び寄ると、持っていたハンマーで裸の男の頭をかち割った。
彼女は恐怖で声が出ない…
俺は彼女の頭の上にハンマーを振り上げた。
何気なく男の下半身が見えた。
一瞬目を疑った…
付いてない…
男に絶対にあるべき『モノ』が付いていないのだ!

そいつは…女だった…
いわゆる『オナベ』ってやつだ。

俺は…俺は…
俺は彼女を女に寝取られたのか………

俺は彼女の頭にハンマーを二回振り下ろした…

--------------------------------------------------
とゆー話なんだけど、みんなだったらどっちが頭に来る?
男性の場合…
[彼女をイケメンの男に寝取られる]
[彼女をイケメンの女(オナベ)に寝取られる]
女性の場合…
[彼氏をスタイル抜群の女に寝取られる]
[彼氏をスタイル抜群の男(オカマ)に寝取られる]

俺は…
どっちもヤダ(・o・)

▲このページのTopへ

220話 『キミは太陽』

僕の心を落ち着かせる太陽さん
僕の心を乱す太陽さん
僕の悩みを聞いてくれる太陽さん
僕に悩みを打ち明ける太陽さん
僕の性欲を満たす太陽さん
僕の頭痛を和らげる太陽さん

いつも元気な太陽さん
いつも陽気な太陽さん
いつも笑顔の太陽さん
いつも天然太陽さん
たまにプックリ太陽さん

太陽さん…
いつまでもこの僕を照らしてくれたら嬉しいです。
でも太陽さんには照らしてくれる人が誰もいません。

神様…
僕がいつの日か太陽さんを照らせますように…

▲このページのTopへ

221話 『コピー』

俺はコピーできる…
コピー機でじゃない。
自分自身を他人に変化させることができる。
一度見た人間なら完璧にコピーできる。
姿形はもちろん、声まで[うりふたつ]にできる。
俺はこの能力を使っていろいろなことをした。

すれ違った男をコピーし、銀行強盗に入った。
もちろん覆面などしない。防犯カメラなんか関係ない。
映っても捕まるのは俺じゃないからな。

いい女を自慢気に連れていた男になりすまし、その女とセックスをした。
ものすごくいい女だったから俺も燃えたよ。ヤリまくってやった。
でもコピーした男の【モノ】が小さくてチョット笑った。
この女はこんな【モノ】でいつも満足してんのかよ(笑)ってね。
その女は「いつもより乱暴だったね」って言ってた。
当たり前だ!俺はお前の彼氏じゃないんだから!
ただお前と一回ヤリたかった男なんだから。

俺は、俺の中に眠るあらゆる【欲】を満たした。
でも、俺が本当にやりたかったのはそんなことじゃない…

俺は愛する彼女の親友をコピーした。
彼女の本音が知りたかったからだ。
親友になりすまし、彼女と酒を飲み、彼女の本音を聞き出した。
彼女は【親友】にペラペラとなんでも喋った。
俺との会話、俺の性格、俺とのセックス、俺との今後など、そこまで言うのかって思うほど彼女はよく喋った。
俺は彼女の本音を聞き出した後…

彼女と別れた…

▲このページのTopへ

222話 『成功報酬』

どうして私の仕事は認められないのだろう…

私は自分のカラダに自信がある。
私が街を歩くと、男達は皆振り返る。
私はいわゆる【ないすばでぃー】だ(笑)
顔もそこそこイケてると思う。

私はこのカラダを遊ばせておくのはもったいないと思い、このカラダを使って仕事をすることにした。
男達は私のカラダに群がる。
私はその男達からお金をもらい、カラダを提供する。
私はお金をもらい満足し、男達は性欲を満たし満足する。

何がいけないのだろう…?

あなた達だって仕事してるでしょ?
お客様を満足させて【成功報酬】をもらってるでしょ?
給料という形で。

私はあなた達と何が違うの?
あなた達が成功報酬をもらうのと同じように、私だってもらってるの。

性交報酬を…

▲このページのTopへ

223話 『努力の動力』

人には努力する力がある。
何のために努力するんだろう?
自分のため、家族のため、金のため、会社のため…
努力をするには必ず動力が必要だ。
自分の努力を動かす力はなんだ?
現在努力している人は考えてみると面白い。
で、結構つまらない動力だったり、悲しい動力だったりする。
幸せになりたいからとか、遊ぶ金欲しさとか、借金返すためとか、権力欲しさとか…
努力しない人はダメだって言うけど、一番大事なのは『なんのため?』ってことだ。
つまり努力を動かすための動力なんだ…

▲このページのTopへ

224話 『人生最大の究極の男の選択』

僕の目の前に五千円札と一万円札が落ちています。
僕も、そして両隣にいる人も狙っています。
僕は短い時間の中、考えなければいけませんでした。
どちらを取るかを…

一万円札に一番近いのは右隣の人です。
五千円札に一番近いのは真ん中にいる僕です。
僕が欲しいのはもちろん一万円札です。
しかし、僕が一万円札を選んだ場合、五千円札は諦めなければなりません。
右隣の人は必ず一万円札を狙ってきます。
僕が一万円札を取れる可能性は30%です。
左隣の人は必ず五千円札を狙ってきます。
僕が五千円札を取れる可能性は70%です。
悩みます…一万円か、五千円か…

僕は一か八か、一万円札を狙いに行きました。
結果は僅差で一万円札は右隣の人が持って行きました。
もちろん五千円札は左隣の人が。
僕は究極の選択ミスをしました…

左隣の人は五千円札を握りしめ、近くのコンビニに走っていきました。
右隣の人は一万円札を握りしめ、近くの交番へ届けに行きました。

右隣の人は究極の選択をしたのでしょう…
コンビニか交番か…
僕は本当に選択ミスをしたのでしょうか…

▲このページのTopへ

225話 『昔の彼女』

同棲して3年になる彼女に、恥ずかしい現場を目撃された。
男なら誰でもヤル行為をだ!
彼女は俺にこう言った。
「あたしという彼女がいながらなんでそんなことすんの!」
俺は必死に言い訳した。
「ち、違うよ!オマエが生理でデキナイからオマエを思い出しながらシテたんだよ!」
彼女は納得してないようで、納得したようだった。

俺が彼女に言ったことは間違ってない。
ただ、付け加えるとしたら、思い出していたのは…
現在の彼女ではなく、昔の彼女だが…

キレイだった頃の…

▲このページのTopへ

226話 『ヤリたい盛り』

僕は22歳です。22歳にもなって、恥ずかしながら童貞です。
でもついに最近彼女ができました!
別に付き合いたくありませんでした。童貞を捨てたかっただけです。
最初の体験で風俗はイヤだったので…

今日、彼女の家に初めて呼ばれました。
僕は小さい薬屋に行き、コンドームを買いました。
デキちゃったらマズイからね(>_<)
薬屋のオッチャンに、童貞だということを話し、どのコンドームがいいか訪ねました。「そうだなぁ、初めてだったらすぐイッちまうから、厚めのゴムがいいな。」
そう言って、【極厚】と書かれた6個入りのコンドームを出してくれました。
「おにいちゃん、頑張れよ!童貞なんてもんはサッサと捨てちまったほうがいいんだよ。はは。もしかして彼女も処女かい?」
「いいえ、彼女のあだ名は『サセコ』ですから…」
「なに?そんなあだ名の女と付き合ってんのか?」
「ええ、僕、彼女のことホントは好きじゃないんです。ただ童貞が捨てたくて付き合っただけなんです。」
「ほぉ〜、まぁ、世の中には便利な女もいるからな、オッチャンは童貞を捨てた時は、実は風俗なんだよ。まぁ、今の女房には『オマエが初めての女だよ』って言ってあるけどな。へへ。」
「へぇ、おじさんもやりますねぇ。」
「まあな、男はヤッってナンボだ!オッチャンは今若い彼女がいるぞ。女は若ければ若いほどいいからな。もちろん女房には内緒だけどな。クク。」
「へぇ、今日僕その『サセコ』の家に行くんですよ。サセコだから絶対セックス慣れしてますよね。僕大丈夫かなぁ…」
「大丈夫だよ。相手がサセコならちょうどいいじゃねぇか!イロイロ教えてもらえるし。まぁ頑張れよ、おにいちゃん!」

とても親切な薬屋のオッチャンから極厚のコンドームを受け取り、その日の夜、彼女の家に行きました。
『ピンポーン』
チャイムを鳴らすと、彼女のお母さんが出てきました。
「あら、美知子の彼氏ね。話しは聞いてるわ。どうぞ上がって。」
僕は緊張しながら二階にある彼女の部屋に通されました。
僕と彼女は雑談しながら、彼女の部屋で過ごしました。
1時間くらい経った頃、お母さんがノックしてきました。
「美知子、入ってもいい?」
「いいよ。ママ。」
「美知子、今日スキヤキだから彼氏さんも一緒に食事どう?」
「あ、そうね。そうする?」
彼女は僕に尋ね、僕は承諾しました。

一階に降りて行き、食卓に座ると、お母さんはセカセカと準備をしながら、
「あ、適当に座っててね。もうすぐお父さんも帰ってくるから。」
と座らせてくれました。
僕はその間も彼女とどうやってヤル方向に持って行くかずっと考えていました。

玄関のドアの開く音がし、お父さんが帰ってきました。
「お父さん、お帰りなさい。今日ね、美知子の彼氏が来てるのよ。」
「ほぉ、そうか。じゃ、一緒に食事でもしようじゃないか。」
「もう食卓に座ってるわよ。」
という会話が聞こえてきました。
男の人の声は聞き覚えのある声でした。

お父さんと僕は食卓で顔を合わせると、しばらく沈黙が続きました。
「………い、いらっしゃい…」
「…あっ、お邪魔してます…」

「あら、パパ、知り合い?」
「んっ?あぁ、ちょっとな。今日うちの店に薬を買いに来たお客さんで、チョット話しをしただけなんだが…なかなかいい彼氏じゃないか。」

それからの食事はとても味などわかりませんでした。
お父さんも、イヤ、薬屋のオッチャンも同じだったと思います。

お互いに苦い秘密があるのですから…

▲このページのTopへ

227話 『アルツハイマー』

ある老夫婦が仲良く暮らしていました。
誰から見ても仲が良く、誰もがうらやむ夫婦でした。
お婆さんは今年60歳を迎え、二人で還暦のお祝いをしていました。
婆:「爺さん、この歳まで一緒にいられるなんて幸せですねぇ」
爺:「あぁ、婆さん、ホントに幸せじゃなぁ」
婆:「そう言えば爺さん、私最近、物覚えが悪くなってねぇ。よく思い出せないんですけど、今日は何のお祝いでしたっけねぇ?」
爺:「婆さん、何を言ってるんだい。今日は婆さんの還暦のお祝いじゃないか」
婆:「あ、そうでしたねぇ。ホントに幸せですねぇ」

そんな話しをしているうちに、三姉妹の長女、佐知子がやってきた。
佐知子:「あら、お父さんもお母さんもいったい何のお祝い?」
爺:「今日は婆さんの還暦のお祝いじゃ」
佐知子:「え?お母さんの還暦のお祝いは去年やったじゃない。もう、お父さんもお母さんもボケるのはまだ早いわよ」
爺:「そうじゃったかのぉ?去年やったかのぉ?」
婆:「そう言えばそんな気もしますねぇ、爺さん」

そんな話しをしているうちに、三姉妹の次女、晴子がやってきた。
晴子:「どうしたのみんな?今日は雅子はまだ来てないの?今日は雅子の誕生日でしょう?早く準備しましょう」
佐知子:「そうだったかしら?雅子は今日誕生日だった?」
晴子:「何言ってんのよ、佐知子姉さん、可愛い妹の誕生日も忘れたの?私は雅子のためにケーキを買ってきたわよ。早く飾り付けしてよ」
佐知子:「忘れてないわよ!早く準備しましょう!」
爺・婆:「うむ」

誕生日パーティーの準備も終わり、後は三女の雅子を待つだけとなった。
佐知子:「雅子遅いわねぇ。忘れてるのかしら?」
晴子:「そうねぇ、携帯に電話してみるわ」
晴子:「……おかしいわねぇ、雅子の携帯『現在使われておりません』になってるわ」
佐知子:「えっ?どうしたのかしら?でももう少ししたら来るんじゃない?もう少し待ってみましょう」
晴子:「そうね。お父さんもお母さんも、もうチョット待っててね」
爺・婆:「うむ」

それから1時間後、家のチャイムが鳴った。
『ピンポーン』
佐知子:「あっ、きっと雅子だわ!まったく!主役のくせに遅い登場ね!」
晴子:「あたし出るわ。雅子もきっと仕事で遅くなったのよ」
晴子:「はーい、今開けるわぁ!」

晴子は玄関のドアを開けた。
しかし、そこには雅子ではなく、晴子の旦那の義之が立っていた。
義之:「晴子、いったい病院を抜け出してどうしたんだ。探したんだぞ!」
晴子:「えっ?病院?何言ってるの?今日は雅子の誕生日パーティーだからみんなで祝おうって言ってたじゃない?」
義之:「……それは去年の話しだ…雅子さんは去年、誕生日パーティーのためにここへ向かう途中に事故で亡くなったじゃないか!」
晴子:「えっ?!………」
義之:「さぁ、みんなで戻るんだよ…病院へ…」

▲このページのTopへ

228話 『この日本に愛の手を…』

コンビニでたむろす若者。
電車の中に座り込み、大声で携帯で話す女子高生。
ホームレスの人達を憂さ晴らしに殴る少年。
遊ぶ金欲しさにオヤジに身体を売る少女。
少女を性処理の道具として金で買う脂ぎったオヤジ。
韓国スターに熱を上げ、家庭を振り返らない主婦。
流行に流されまくる日本人。
出会い系という名の売春宿。
援助交際という名の売春。
暇だからという理由で少女を拉致し、レイプする少年達。
自分は金が一番大事なくせに、人に偉そうに説教する占い師という名の詐欺師。
浮気と不倫が横行する日本。
大事な身体にあとさき考えずに絵を刻む若者。
楽しいからと言って薬物に手を出し、現実に帰って来れない若者。
嘘ばかりの政治家。
先生という肩書きを持つロリコン野郎。
警察官という肩書きを持つヤクザ。
東京大学出身の土木作業員。
IT関係、医者、弁護士などの肩書きに弱いバカ女。
スッチー、看護婦、レースクイーン、女教師などの肩書きに弱いアホ男。
薬の効能も知らない能力のない医者。
漢字もろくに読めないのに、顔がかわいいだけで受かった女子アナウンサー。
仕事もしないで遊んでばかりの若者。
大人みたいな言葉をしゃべる生意気なガキ。

……
………
だからって言って何も出来ないし、する気もない俺。
ただ言ってみただけな俺…

▲このページのTopへ

229話 『何も知らない人は笑えるピエロ』

TV見たよ。
なんたら評論家が偉そうに言ってたよ。
「今の若者には節操がなさすぎますね。昔の若者は不良やってても、ある程度の常識はありましたよ。今の若者には〜…」

↑はぁ?
昔も今も変わらねぇよ(笑)
アンタが知らないだけだろ?
今はインターネットやマスコミからすぐ情報が入るから、ちっちゃな事件でもみんな知ることができるだけ。
昔はみんな知らないところで事件は沢山起こってた。
事件は会議室で…事件はTVの中で起こってるんじゃないよ。
表沙汰にならない事件なんて山ほどあった。
節操のない若者も今と同じくらい沢山いたし、節操のある若者も今と同じくらい沢山いたよ。
常識のある若者も、常識のない若者も、モラルのある若者も、ない若者も…

アンタが知らないだけで…

【節操】せっそう
自分の正しいと信じる主義・意見を、堅く守って変えないこと。

▲このページのTopへ

230話 『彼女の秘密と僕の甘い蜜』

僕の彼女には秘密がある。僕に隠している秘密だ。
彼女と付き合って4年になる。
彼女の異変に気づいたのは半年くらい前からだ。
それまでラブラブだった僕たちは彼女の『異変』で崩れ始めた。
早い話が彼女は浮気している。
だが僕は知らないフリをしている。
なぜって?
それは彼女が好きだからじゃない。
僕は裏切られた怨みは一生忘れない。
どうやって彼女に復讐しようか考えて半年経った。
僕も浮気しようか?いや、そんなことじゃ僕の気は治まらない。
彼女をぶっ飛ばす、又は殺す。
いや、そんな女の為に刑務所に入るのはゴメンだ。

最近やっといい方法を思いついた。
幸いなことに僕はIT系の職に就いていて、その世界では勝ち組と呼ばれていたので、金だけは持っている。
彼女はその金の為に僕と別れられないことも知っている。
その金を利用することにした。

----------数年後----------

彼女と結婚して二年が経った。
相変わらず彼女は浮気相手とヨロシクやっているようだ。
時が来た。
僕は彼女に打ち明けた。
僕には愛人が数人いて、その愛人に貢ぎまくった為に全財産がなくなったと。
もちろん彼女は激怒した。僕の嘘に…。
そして、離婚した。

さぁ、計画の始まりだ。
僕は彼女名義で超多額の借金をしていた。
その借金は彼女の交遊費や彼女の悪趣味なブランド品代に消えた。
彼女は僕から金をもらって遊んでいるつもりだったが、実は全部、自分名義で借りた借金だ。
離婚後、僕は日本から消えた。
現在、スペインにいる。
彼女になくなったと嘘をついた全財産をマドリッドの銀行に移して。
これで僕の復讐は終わった。

あ、そうそう。
僕は日本の探偵を雇って、その後の彼女を調査させたんだ。
大変らしいねぇ。
闇金の借金取りに追われているって。
ろくに働いたこともない彼女には絶対に返せない額の為にね。
自分で全部遊びに使ったんだから誰にも文句は言えないだろ。
彼女は今ローズなんとかとかいうファッションヘルスで働いているらしいね。
男のモノをくわえるのが好きな彼女には天職だね。

罰が当たったんだよ。
毎日毎日のほほーんと、男と遊びまくってた罰がね。
僕の甘い蜜で…

▲このページのTopへ

231話 『ガキ共よ!親を殺すな!』

最近親を親とも思わないような子供や、親に暴力を振るう子供や、親を殺してしまう子供の事件が多い。
どんな親でも殺しちゃイカンよ。
でもこういうのだったら許す。

朝起きたら突然小さくなってました。
僕は自分の部屋のドアの下の隙間から廊下に出ました。
一階に行こうと階段まで来ました。
階段はとても高く、降りられそうにありませんでした。TVで見たことを思い出しました。
アリはどんな高さから落ちても死なないと。
僕はたぶんアリよりも小さかったので、大丈夫だろうと思いました。
そして飛び降りました。
僕の身体中の骨が折れました。
痛くて苦しくて動けませんでした。
下から3歳になる僕の息子が上がってきました。
僕はこれで助かったと思いました。
きっと母親を呼んできてくれると信じていました。
しかし僕の息子は僕に気づかず、そのまま僕を踏んで行きました。
僕は息子に殺されました。

▲このページのTopへ

232話 『ボクガアイシタハグルマ』

ボクはキミに何をしてあげただろう…
キミはボクに何をしてくれただろう…

ボクはキミに何を求めていたんだろう…
キミはボクに何を求めていたんだろう…

ボクはボクと同じ大きさの歯車を無意識のうちに探していた。
それは偶然…いや、必然的にボクの前に現れた。
そして、運命的にボクの歯車とキミの歯車は絶妙にかみ合った。
キミとボクの歯車がかみ合っている時、ボクたちに見える世界はこれ以上ない平和に包まれていた。
まるで世界中がボクたちの手の中にあるようだった。

ある日、遠くの国にミサイルが落ちた。
その真上で人々の悲しみの雲ができた。
やがてその雲はゆっくりとボクたちに近づいてきた。
人々の悲しみの涙で、その姿を雨雲に変えて…

雨雲はボクたちの真上に来ると、容赦なく雨を降らせた。
次第にボクたちの歯車は錆びていき、ボクたちが見た世界が一つずつ消えていった。
ボクはキミに言った。
「油を差そう!世界を元に戻すんだ!」
でもキミは……油を差そうとはしなかった。
「私たちに油を差しても同じだわ……また同じ事が繰り返されるだけ…」

キミは最後まで油を差そうとはしなかった。
ボクのほうだけ差してもダメなんだ…
キミも油を差してくれないと。

次第にボクたちの歯車は狂っていった。
ボクとキミの涙が歯車に吸い込まれていった。
そして…
ボクたちの歯車は完全に止まってしまった。

それでも…
それでもボクは歯車に油を差すことを止めなかった…

そして、ボクは止まってしまった歯車をいつまでも見つめ、キミがキミ自身の歯車に油を差すことを望んだ。

ボクは愛してはいけない歯車を愛してしまったのかもしれない…

▲このページのTopへ

233話 『待つ手紙』

今日も手紙は来ない…

ご飯を食べていても、お風呂に入っていても、仕事をしていても…
キミのことが気になる。
今何をしているんだろう?風邪は治ったかな?仕事はちゃんと行ってるかな?
手紙来ないなぁ…
ボクのこと嫌いになったのかなぁ…
ボクから手紙送ってみようかなぁ…

いろいろな想像が膨らんでゆく。
いろいろな想い出が崩れてゆく。
いろいろな女の子たちが新鮮に見える。
いろいろな男の子たちがボクをいろいろな所へ連れてゆく。

どんな所へ行ってもボクの心にはポッカリと穴が開いている。
その穴をアルコールが通り抜ける。
その穴を女の子が通り抜ける。
その穴をボクの友達が埋めようとする。

嫌いになったのはボクのほうなのか?
いや、違うよ…
だって…
今でもキミからの手紙を待っているんだから…

今日も郵便箱には関係のない手紙ばかり。
郵便局に問い合わせても返ってくる答えはいつも一緒。

「0件です」

▲このページのTopへ

234話 『嫌な世の中でございます』

★こんな彼女は嫌!(エッチ時)
「ハヤクナイ?」(語尾上がり気味で)
「少なくない?」(語尾上がり気味の怒り気味で)
「眠い…」(彼氏の顔を見ないで)
「早く入れて〜!」(もう入れてます)
「中に出して〜!」(危ない女だ…これで終わりにしよう…)
「もう気が済んだ?」(上からモノ言う感じで)
「いいわぁ〜たかし〜」(俺…ひろしなのに…)
「この前の浮気相手とどっちがよかった?」(…そりゃー浮気相手でございます)
「あっ…………んっ……………」(インドマグロ)
「………………………」(本マグロ)
「…zzz…zzz…」(最中に既に寝ている)
「じゃ、3万円でいいわ」(えっ?俺…彼氏だよね?彼氏だよね?彼氏だよね??)

★こんな彼氏は嫌!(エッチ時)
「はぁはぁ…気持ちいい?どこがいい?ここ?ここ?どこ?」(ウルサイ!キモイ!)
「…ゴメン…」(勃たないの?)
「…ゴメン…」(確かに勃ってるけど…真性包茎かよ!入らねーよ!)
「…ゴメン…」(1分!?)
「はぁ…はぁ…うーん…」(そんなに頑張ってもアタシ潮ふく体質じゃないのよ!てゆーか痛いし!爪切れ!)
「顔射OK?」(AV見過ぎ!)
「アナルOK?」(変態AV見過ぎ!)
「飲んでよ」(はぁ?何をだよ!)
「もしもし、うん、はぁ…そう。あー後で…はぁ…うっん、書類俺のデスクに置いといてくれる?」(腰振ってる最中に仕事の電話)
「………」(最中ずっとAV観てる。アタシじゃ不満ですか?そーですか?)
「あっヤベッ!」(ゴム付け忘れたフリして、中出し。フザケンナ!)
「ハァハァ…夏美〜」(アタシ…奈美ですけど?)
「ハイ、3万円」(えっ?アタシ彼女だよね?彼女だよね?彼女だよね??)

▲このページのTopへ

235話 『雪だるまの冒険』

ボクは雪だるまです。
山田さんちのタケルくん(4歳)がボクを作ってくれました。
ボクの帽子は小さなオレンジのバケツです。
ボクの目はビー玉です。
ボクの耳はプラスチックのコップです。
ボクの鼻はオロナミンCの瓶です。
ボクの口は青の細いマジックです。
ボクの眉毛は山田さんが吸ったタバコの吸い殻です。
ボクの腕は細い木の枝です。手袋付きです。
ボクの足は…
足は…ありません。
どうやらタケルくんが作り忘れたようです。
タケルくんに言いました。
「タケルくん、ボクに足りないモノがあるよ。何か分かるかい?」
「えっ?足りないモノ?うーん、そうか!足だね!」
「うん。ボクもタケルくんみたいにいっぱいいっぱい歩きたいんだ。だから太い枝でボクの足を作ってくれないか?」
「わかった!探してくるね!」
そしてボクの足は太い枝で作られました。
さぁ!冒険の始まりです!

ボクはまず山田さんちのみんなに冒険に出ると言って、挨拶を済ませました。
出かけるときにタケルくんがボクにマフラーを巻いてくれました。
タケルくんのお母さんはホッカイロをくれました。
お父さんはボクに長靴を履かせてくれました。
ボクは東京へ向かいました。

ボクの生まれた新潟から東京までは新幹線で行きました。
東京は人だらけでチョット戸惑いましたが、すぐに慣れました。
歌舞伎町に行くと、路上で何か売っている人がいました。
近づいてみると【合法ドラッグ】と書いてありました。
ボクは小さな袋に入った銀紙の中身が気になり、3000円で買ってしまいました。
「100%のグレープフルーツジュースと一緒に飲んでね。」と言われたので、コンビニでジュースを買い、銀紙に包んであった白い粉を一気に飲み干しました。
30分くらいフラフラ歩いていると、なんだかフラフラしてきました。
路上で人が吐いています。飲み過ぎたのでしょうか?
ボクはそれを見てゲラゲラと大笑いをしました。
それから見るもの全てが面白くて仕方がありませんでした。
3時間くらい歩き続けると、薬の効果もなくなってきました。

それから2〜3日は歌舞伎町をフラフラと歩き、何人かの人間の女を抱きました。
人間の女は「冷たくて気持ちい〜、あなたの鼻が一番いいわぁ!」と必ず言いました。
お金も無くなってきたので、ホストでもやることにしました。
面接はあっさり通りました。
なぜかすぐにNO.1になれました。
店の入り口にはデカデカとボクの写真が飾ってあります。
ボクの客である風俗嬢の女の人に、ベンツを買ってもらいましたが、あいにくボクは免許がありません。
仕方がないので、後輩を運転手にしてあげました。
ホストもそろそろ飽きたなぁ、と思っていた頃でした。

ホストに飽きたボクは自分で居酒屋を経営することにしました。
お金はそこら辺の女の人が勝手に出してくれました。
数年後にはその居酒屋も軌道に乗り、大繁盛していました。
ある日、久しぶりに店に顔を出すと、懐かしい顔がありました。
タケルくんです。
感動の再会です。
タケルくんとお互いのこれまでの出来事を朝まで語り合いました。
タケルくんのお父さんは会社をリストラされて自殺し、お母さんは身体を売ってタケルくんを食べさせていたそうです。
そのお母さんも1年前に病気で亡くなり、一人になったタケルくんはボクを探しに来たそうです。
ボクはタケルくんに一人で生きていく為のアドバイスをしました。
ボクが言えるのはたった一言でした。

「まずは3000円の【合法ドラッグ】から始めろ!」

そう言った瞬間、今まで熱いお風呂に入っても溶けなかったボクの身体はあっという間に溶けてしまいました。

溶けきる間際、最後に見たものは、3000円を握り締め、目を輝かせているタケルくんでした…。

▲このページのTopへ

236話 『成長と老化』

どこまでが成長で、どこからが老化だろう…

僕が10歳の時、親戚のおじさんと久しぶりに会った。
「ほぉ!随分大きくなったなぁ!」

僕が40歳の時、20歳の時に付き合っていた彼女に久しぶりに会い、夜を共にした。
「へぇ…随分小さくなったわねぇ…」

これだな。

僕は今60歳。
老化はドンドン進む。
でも…気持ちは20歳の時のままなんだ…。

▲このページのTopへ

237話『銭と健康』

この世は銭。
銭がなくちゃ何にもデキネ(>_<)
でもね…
銭が入ってくると、健康が出て行くって知ってた?

まぁ、相当な銭が入って来なきゃ、健康は出て行かないけどね…

▲このページのTopへ

238話『愛という名の麻酔』

人生は短いのです。
僕はもうすぐ30歳を迎えるのです。
ちょうど人生の半分くらいを生きてきましたので、今までの人生を振り返ってみたのです。
……
考えますとロクな生き方をしてきませんでしたので、今まで僕が愛した人の数を数えてみたのです。
………
そう考えますと、なんと一人しか思い浮かばなかったのです。
それは今の彼女なのです。
今まで沢山の恋愛をしてきたつもりでしたが、今考えるとそれは本当の愛とは違っていたのです。
その時はこれ以上の愛はないと思っていたのです。

30年後、僕が60歳になった時にもう一度考えてみることにしてみたのです。
おそらく、60歳になった僕は今と同じ事を考えるのです。

人は皆、その時その時を生きているのです。
そうなのです。
今を生きているのです。
今、一所懸命に誰かを愛している人でも何十年後かには「そんなに愛してなかったな」と思うのです。

麻痺なのです。
今は麻痺なのです。
今という時間の流れに愛という名の麻酔を打たれているのです。

ゴメンナサイなのです。
30年後の僕へゴメンナサイなのです。
麻痺していてゴメンナサイなのです。

でも思うのです。
今の自分を客観的に見られる人は…

悲しい人なのです…

▲このページのTopへ

239話『親殺しのパラドックス』

タイムマシンを作り、過去に戻った。
自分の両親を殺した。
僕は産まれなかった。
じゃあ、誰が僕の親を殺したんだろう…

さぁ、考えてみようか…パラドックスを…

「日本人は皆、嘘つきだ」と正直者で有名な日本人が言った。
(だったら日本人は皆正直者ということですね)
正解:「日本人は皆、嘘つきだ」と正直者で有名なアメリカ人が言った。

「俺は三途の川を渡った」と生きている人間が言った。
(だったらあなたは喋ることすらできないはずですね)
正解:「俺は三途の川を途中まで渡った」と人間が言った。

「あー猫が喉をゴロゴロ鳴らしてる時は甘えてるんだよ」と人間が言った。
(あなたが猫語を喋れるんですか?それとも猫が人間語を喋れるんですか?)
正解:「あー猫が喉をゴロゴロ鳴らしてる時はたぶん甘えてるんだよ」と人間が言った。

「そこに置いてある物が無いよ」と存在しない人が言った。
(………。)
正解:「そこに置いてあったはずの物が無いよ」と存在感の薄い人が言った。

▲このページのTopへ

240話 『最新!最強!癌治療!』

俺は今まで悪いことばかりしてきた。
保育園のさくら組の時、祖父のタバコを盗んで、倉庫で隠れて吸ったのが始まりだった。

小学3年生の時、初めて人を殴った。
小学5年生でタバコと万引きの常習者となり、中学2年生で、違う中学の一つ下の女をレイプした。

中学3年生でシンナー、カツアゲを覚え、高校1年生の時に、俺がイジメていた奴が自殺した。

高校は1年で中退し、16歳で鳶職人見習いになった。
その鳶も、17歳の時にクレーンの運転手をボコボコに殴り、少年院に1年間入った。
当然、仕事はクビになった。

18歳で暴走族のチームをつくり、他のチームを8チーム潰して吸収した。
19歳で世話になったヤクザから拳銃と写真を渡され、人を殺した。

24歳で刑務所を出てきた時に、世の中はすっかり変わっていたが、俺の性格は何一つ変わってなかった。

25歳で組の杯をもらい、拉致や暴力や殺人などの様々な非道を繰り返し、32歳で組長と呼ばれた。

そして…
俺は今38歳。
病院のベッドの上にいる。
俺は末期の癌と診断された。
診断を下した先生は愛想のいい老人で、いつもニコニコしているため、患者からは【ニコニコ先生】と呼ばれていた。

ある日の夜、ニコニコ先生が俺の個室病室に来て言った。
「今から注射を打ちますよ。」
相変わらずニコニコしているが、手には長い針の付いた注射器を持っている。

俺は困惑し、ニコニコ先生に聞いた。
「こんな時間になんの注射ですか?」
「あなたの病気を治す為の注射ですよ。」
「でも先生…自分はもう末期癌です。そう診断したのは先生ですよ。治るはずありませんよ。」
「いいえ、この注射は特別でして、癌が消えてしまうんです。」
「ほっ、本当ですか!?」
「ええ、本当ですよ。」
「それじゃ、お願いします!」

俺は(奇跡って本当にあるんだ!)と喜んだ。
また悪行三昧の日々を送れると喜んだ。

注射を打ってもらうと、すぐに眠くなり、瞼が重くなった。
ん?ニコニコ先生の表情がいつもと違う?
「実は私の娘が3年前にひどい殺され方をしましてね…」
俺は薄れていく意識の中、ニコニコ先生の話しを聞いていた。
「娘はねぇ…あなたに殺されたんですよ…」
俺は今まで何人もの女を犯し、殺してきたので、そのうちの一人だと思った。
「じゃあ…さっき…の…注射も…癌が消える…注射じゃ…ないの…か…?」
「いいえ、注射のことは本当ですよ。癌が消えるというのも本当です。」
「なぜ…仇の俺…の病気を治す…んだ…?」
「別に治すとは言ってませんよ。癌を消すと言ったんです。」
「意味…が…わからん…」
「ははははははっ!そうでしょうね…教えてあげますよ。この注射はね、本当に癌を消す注射です。癌なんて世の中から消えて無くなればいいですからね。そうすれば、人々は何にも怯えないで暮らしていける。あなたは癌なんですよ。あなた自体が癌なんです。この世のね…」
そう言った先生の表情はもうニコニコ先生とはほど遠い表情だった…。

----------3年後----------
俺はまだ生きている。
ニコニコ先生…いや、今はニヤニヤ先生と言ったほうがしっくりくるかもしれない。
ニヤニヤ先生は俺の病室に入ってくると、いつも娘の話をする。
だが俺はあの注射のせいで身体を動かすことも、声を出すことも出来なくなっていた。目も見え、耳も聞こえ、意識もハッキリしていて通常と変わらない。

それは死ぬよりつらい注射だった…
【この世の癌】か…
確かにそうかもしれない…。

俺は癌…ガンなんだ…

▲このページのTopへ

現在地:【HOME】【思想解剖 Top】【思想解剖 211話〜240話】
 222ch HOME!