|
226話 『ヤリたい盛り』
僕は22歳です。22歳にもなって、恥ずかしながら童貞です。
でもついに最近彼女ができました!
別に付き合いたくありませんでした。童貞を捨てたかっただけです。
最初の体験で風俗はイヤだったので…
今日、彼女の家に初めて呼ばれました。
僕は小さい薬屋に行き、コンドームを買いました。
デキちゃったらマズイからね(>_<)
薬屋のオッチャンに、童貞だということを話し、どのコンドームがいいか訪ねました。「そうだなぁ、初めてだったらすぐイッちまうから、厚めのゴムがいいな。」
そう言って、【極厚】と書かれた6個入りのコンドームを出してくれました。
「おにいちゃん、頑張れよ!童貞なんてもんはサッサと捨てちまったほうがいいんだよ。はは。もしかして彼女も処女かい?」
「いいえ、彼女のあだ名は『サセコ』ですから…」
「なに?そんなあだ名の女と付き合ってんのか?」
「ええ、僕、彼女のことホントは好きじゃないんです。ただ童貞が捨てたくて付き合っただけなんです。」
「ほぉ〜、まぁ、世の中には便利な女もいるからな、オッチャンは童貞を捨てた時は、実は風俗なんだよ。まぁ、今の女房には『オマエが初めての女だよ』って言ってあるけどな。へへ。」
「へぇ、おじさんもやりますねぇ。」
「まあな、男はヤッってナンボだ!オッチャンは今若い彼女がいるぞ。女は若ければ若いほどいいからな。もちろん女房には内緒だけどな。クク。」
「へぇ、今日僕その『サセコ』の家に行くんですよ。サセコだから絶対セックス慣れしてますよね。僕大丈夫かなぁ…」
「大丈夫だよ。相手がサセコならちょうどいいじゃねぇか!イロイロ教えてもらえるし。まぁ頑張れよ、おにいちゃん!」
とても親切な薬屋のオッチャンから極厚のコンドームを受け取り、その日の夜、彼女の家に行きました。
『ピンポーン』
チャイムを鳴らすと、彼女のお母さんが出てきました。
「あら、美知子の彼氏ね。話しは聞いてるわ。どうぞ上がって。」
僕は緊張しながら二階にある彼女の部屋に通されました。
僕と彼女は雑談しながら、彼女の部屋で過ごしました。
1時間くらい経った頃、お母さんがノックしてきました。
「美知子、入ってもいい?」
「いいよ。ママ。」
「美知子、今日スキヤキだから彼氏さんも一緒に食事どう?」
「あ、そうね。そうする?」
彼女は僕に尋ね、僕は承諾しました。
一階に降りて行き、食卓に座ると、お母さんはセカセカと準備をしながら、
「あ、適当に座っててね。もうすぐお父さんも帰ってくるから。」
と座らせてくれました。
僕はその間も彼女とどうやってヤル方向に持って行くかずっと考えていました。
玄関のドアの開く音がし、お父さんが帰ってきました。
「お父さん、お帰りなさい。今日ね、美知子の彼氏が来てるのよ。」
「ほぉ、そうか。じゃ、一緒に食事でもしようじゃないか。」
「もう食卓に座ってるわよ。」
という会話が聞こえてきました。
男の人の声は聞き覚えのある声でした。
お父さんと僕は食卓で顔を合わせると、しばらく沈黙が続きました。
「………い、いらっしゃい…」
「…あっ、お邪魔してます…」
「あら、パパ、知り合い?」
「んっ?あぁ、ちょっとな。今日うちの店に薬を買いに来たお客さんで、チョット話しをしただけなんだが…なかなかいい彼氏じゃないか。」
それからの食事はとても味などわかりませんでした。
お父さんも、イヤ、薬屋のオッチャンも同じだったと思います。
お互いに苦い秘密があるのですから…
▲このページのTopへ
227話 『アルツハイマー』
ある老夫婦が仲良く暮らしていました。
誰から見ても仲が良く、誰もがうらやむ夫婦でした。
お婆さんは今年60歳を迎え、二人で還暦のお祝いをしていました。
婆:「爺さん、この歳まで一緒にいられるなんて幸せですねぇ」
爺:「あぁ、婆さん、ホントに幸せじゃなぁ」
婆:「そう言えば爺さん、私最近、物覚えが悪くなってねぇ。よく思い出せないんですけど、今日は何のお祝いでしたっけねぇ?」
爺:「婆さん、何を言ってるんだい。今日は婆さんの還暦のお祝いじゃないか」
婆:「あ、そうでしたねぇ。ホントに幸せですねぇ」
そんな話しをしているうちに、三姉妹の長女、佐知子がやってきた。
佐知子:「あら、お父さんもお母さんもいったい何のお祝い?」
爺:「今日は婆さんの還暦のお祝いじゃ」
佐知子:「え?お母さんの還暦のお祝いは去年やったじゃない。もう、お父さんもお母さんもボケるのはまだ早いわよ」
爺:「そうじゃったかのぉ?去年やったかのぉ?」
婆:「そう言えばそんな気もしますねぇ、爺さん」
そんな話しをしているうちに、三姉妹の次女、晴子がやってきた。
晴子:「どうしたのみんな?今日は雅子はまだ来てないの?今日は雅子の誕生日でしょう?早く準備しましょう」
佐知子:「そうだったかしら?雅子は今日誕生日だった?」
晴子:「何言ってんのよ、佐知子姉さん、可愛い妹の誕生日も忘れたの?私は雅子のためにケーキを買ってきたわよ。早く飾り付けしてよ」
佐知子:「忘れてないわよ!早く準備しましょう!」
爺・婆:「うむ」
誕生日パーティーの準備も終わり、後は三女の雅子を待つだけとなった。
佐知子:「雅子遅いわねぇ。忘れてるのかしら?」
晴子:「そうねぇ、携帯に電話してみるわ」
晴子:「……おかしいわねぇ、雅子の携帯『現在使われておりません』になってるわ」
佐知子:「えっ?どうしたのかしら?でももう少ししたら来るんじゃない?もう少し待ってみましょう」
晴子:「そうね。お父さんもお母さんも、もうチョット待っててね」
爺・婆:「うむ」
それから1時間後、家のチャイムが鳴った。
『ピンポーン』
佐知子:「あっ、きっと雅子だわ!まったく!主役のくせに遅い登場ね!」
晴子:「あたし出るわ。雅子もきっと仕事で遅くなったのよ」
晴子:「はーい、今開けるわぁ!」
晴子は玄関のドアを開けた。
しかし、そこには雅子ではなく、晴子の旦那の義之が立っていた。
義之:「晴子、いったい病院を抜け出してどうしたんだ。探したんだぞ!」
晴子:「えっ?病院?何言ってるの?今日は雅子の誕生日パーティーだからみんなで祝おうって言ってたじゃない?」
義之:「……それは去年の話しだ…雅子さんは去年、誕生日パーティーのためにここへ向かう途中に事故で亡くなったじゃないか!」
晴子:「えっ?!………」
義之:「さぁ、みんなで戻るんだよ…病院へ…」
▲このページのTopへ
228話 『この日本に愛の手を…』
コンビニでたむろす若者。
電車の中に座り込み、大声で携帯で話す女子高生。
ホームレスの人達を憂さ晴らしに殴る少年。
遊ぶ金欲しさにオヤジに身体を売る少女。
少女を性処理の道具として金で買う脂ぎったオヤジ。
韓国スターに熱を上げ、家庭を振り返らない主婦。
流行に流されまくる日本人。
出会い系という名の売春宿。
援助交際という名の売春。
暇だからという理由で少女を拉致し、レイプする少年達。
自分は金が一番大事なくせに、人に偉そうに説教する占い師という名の詐欺師。
浮気と不倫が横行する日本。
大事な身体にあとさき考えずに絵を刻む若者。
楽しいからと言って薬物に手を出し、現実に帰って来れない若者。
嘘ばかりの政治家。
先生という肩書きを持つロリコン野郎。
警察官という肩書きを持つヤクザ。
東京大学出身の土木作業員。
IT関係、医者、弁護士などの肩書きに弱いバカ女。
スッチー、看護婦、レースクイーン、女教師などの肩書きに弱いアホ男。
薬の効能も知らない能力のない医者。
漢字もろくに読めないのに、顔がかわいいだけで受かった女子アナウンサー。
仕事もしないで遊んでばかりの若者。
大人みたいな言葉をしゃべる生意気なガキ。
……
………
だからって言って何も出来ないし、する気もない俺。
ただ言ってみただけな俺…
▲このページのTopへ
229話 『何も知らない人は笑えるピエロ』
TV見たよ。
なんたら評論家が偉そうに言ってたよ。
「今の若者には節操がなさすぎますね。昔の若者は不良やってても、ある程度の常識はありましたよ。今の若者には〜…」
↑はぁ?
昔も今も変わらねぇよ(笑)
アンタが知らないだけだろ?
今はインターネットやマスコミからすぐ情報が入るから、ちっちゃな事件でもみんな知ることができるだけ。
昔はみんな知らないところで事件は沢山起こってた。
事件は会議室で…事件はTVの中で起こってるんじゃないよ。
表沙汰にならない事件なんて山ほどあった。
節操のない若者も今と同じくらい沢山いたし、節操のある若者も今と同じくらい沢山いたよ。
常識のある若者も、常識のない若者も、モラルのある若者も、ない若者も…
アンタが知らないだけで…
【節操】せっそう
自分の正しいと信じる主義・意見を、堅く守って変えないこと。
▲このページのTopへ
230話 『彼女の秘密と僕の甘い蜜』
僕の彼女には秘密がある。僕に隠している秘密だ。
彼女と付き合って4年になる。
彼女の異変に気づいたのは半年くらい前からだ。
それまでラブラブだった僕たちは彼女の『異変』で崩れ始めた。
早い話が彼女は浮気している。
だが僕は知らないフリをしている。
なぜって?
それは彼女が好きだからじゃない。
僕は裏切られた怨みは一生忘れない。
どうやって彼女に復讐しようか考えて半年経った。
僕も浮気しようか?いや、そんなことじゃ僕の気は治まらない。
彼女をぶっ飛ばす、又は殺す。
いや、そんな女の為に刑務所に入るのはゴメンだ。
最近やっといい方法を思いついた。
幸いなことに僕はIT系の職に就いていて、その世界では勝ち組と呼ばれていたので、金だけは持っている。
彼女はその金の為に僕と別れられないことも知っている。
その金を利用することにした。
----------数年後----------
彼女と結婚して二年が経った。
相変わらず彼女は浮気相手とヨロシクやっているようだ。
時が来た。
僕は彼女に打ち明けた。
僕には愛人が数人いて、その愛人に貢ぎまくった為に全財産がなくなったと。
もちろん彼女は激怒した。僕の嘘に…。
そして、離婚した。
さぁ、計画の始まりだ。
僕は彼女名義で超多額の借金をしていた。
その借金は彼女の交遊費や彼女の悪趣味なブランド品代に消えた。
彼女は僕から金をもらって遊んでいるつもりだったが、実は全部、自分名義で借りた借金だ。
離婚後、僕は日本から消えた。
現在、スペインにいる。
彼女になくなったと嘘をついた全財産をマドリッドの銀行に移して。
これで僕の復讐は終わった。
あ、そうそう。
僕は日本の探偵を雇って、その後の彼女を調査させたんだ。
大変らしいねぇ。
闇金の借金取りに追われているって。
ろくに働いたこともない彼女には絶対に返せない額の為にね。
自分で全部遊びに使ったんだから誰にも文句は言えないだろ。
彼女は今ローズなんとかとかいうファッションヘルスで働いているらしいね。
男のモノをくわえるのが好きな彼女には天職だね。
罰が当たったんだよ。
毎日毎日のほほーんと、男と遊びまくってた罰がね。
僕の甘い蜜で…
▲このページのTopへ
|